整形外科で働く看護師あるある

整形外科は命に係わる患者さんが搬送されてくることも少なく、治療やリハビリで回復する姿を見ることができる診療科目です。骨折などで思うように体が動かせなくても、会話は普通にできる人が多いので患者さんと楽しくお話することもできます。そのようにして、回復した患者さんを数多く退院させる整形外科の看護師ですが、あるあるといわれるのが高齢の患者さんの出戻りです。高齢の患者さんは、骨折が治り退院しても、転倒して再び骨折し、再入院となる人が多いのです。看護師のせいではないものの、やるせない気持ちになるようです。

そのほかの整形外科の看護師のあるあるとしては、ナースコールの大半がトイレ介助ということです。整形外科の患者さんは体の一部が動かせないだけで、意識不明で目が離せないという状態の人は稀です。もちろん、痛みを緩和してほしいなどでナースコールする人もいますが、トイレで呼ばれることが多くなります。自分でトイレまで歩けない患者さんが多いため、整形外科の看護師あるあるの業務です。

また、整形外科の看護師がもっとも恐れていることの1つに、血栓があります。血栓症は同じ体位を長時間続けていると起こりやすく、整形外科の患者さんだけが気をつけるべき症状ではありません。しかし、整形外科はギプスなどで固定している患者さんが多いため、血栓ができやすい条件が揃っています。身体を動かせない患者さんの体位をこまめに変えるなどの配慮が必要です。